しつけと教育の違い
しつけとは、外部に対する適応能力を向上させようとする試みです
それは、褒める、賛同する、承認するというアメや、
叱りつけ、体罰、批難といったムチなどの手段を用いて、
誰かの意図に沿うように反射を調教する行為です
教育者は、そういったあらゆる場面で根付いた調教の呪いをときほぐし、「意思を目覚めさせること」がまず最初の役割です
「何がどうなったらよいか」
これさえ自分で腹落ちすれば、すべてを解決できる能力を人間は持っています
それを創造的解決とよびます
自分で決める態度や、本当はどうしたいかを感じる能力、そのために必要な行動をする能力を向上させる人が良き教育者です
賛同を得るため、また不賛同から逃れるために答えを求めるのは中毒症状です
教育者は、決して呪いをかける方であってはなりません