僕が愛するもの
僕が愛するもの
僕がときめくもの
僕が惹かれるもの
それらにできるだけ多くの注意の粒子を流すこと
それは、義務なんて存在しないこの世界での僕の唯一の仕事
きみの好きなもの
きみの愛するもの
きみの惹かれるもの
世界観、物、人、色、雰囲気、音、言葉、、
100%それを手に入れることを許すこと
自分の世界を自分の好きなものや
ときめくもので埋め尽くすこと
きみにたったひとつだけ
お願いがあるとしたらただそれだけ
僕はそれに興味なんてわかないかもしれないけど、くれぐれも、「僕のために」なんて言わないでほしい
きみでないものを取り入れて、わざわざ不純物になろうとしないでほしい
僕らが共にいる理由は、お互いが本来の自分として心地よく存在していられることだから
自分の世界を自分の好きなもので染めることを許した世界では、違うものを愛している者同士が
ぶつかるわけがないんだ
ぶつかる原因はいつだって決まっている
我慢、恐れからの賛同、感覚を閉ざした教え込みの迎合、また、自分のタブーを人に押し付けたとき
何十年も重ねた教え込みの中で
僕が愛するもののすべてをわかるようになること
それが果てしなく遠いゴールなのかもしれない
僕が愛するもの
僕がときめくもの
僕が惹かれるもの
僕の世界が100%妥協なく
それらで埋まるまで
僕の感覚を見つけだすこと
不可能だと思い込んでいたことが
もしかしたら可能かもしれないというふうに
枠の外の可能性に気づきを拡げること
そして最後に
ただ経験を受け取ること
意識的にせよ、無意識的にせよ
注意が顕現したからくりゲームを
僕らは無意識にも楽しんでいる