男性性と女性性のつながりに目覚める①
彼女と出逢ってからは、
それまでの人生の、自分の片割れとなる存在がいなかった期間を埋めていくための作業をするかのように、あらゆる経験を共にしました
それは、幸せを感じることでもあれば、
愛を確かめるようなかけひきをしたりすることでもありました
ずっと感じていたのは、
子どもの頃の自分と、子どもの頃の相手が
過去には会っていなかったはずなのに、
時空を超えて、
お互いを癒しあっている感覚でした
パートナーを通じて、
どんどん、どんどん
未完了だった感情が満たされたり、
統合が進んでいきました
そして、念願だった
ライフ・デザイン・メソッドの1Dayクラスである
「男性性と女性性のつながりに目覚める」
というクラスに、2人で一緒に参加しました
私たちは、それが、どんなクラスなのか、
とてもワクワクしていました
そして、そのクラスは、期待を裏切らない、
本当に素晴らしいものだったのです!
ライフ・デザイン・メソッド(以下、LDM)では、
女性性のことを"アワ"、
男性性のことを"サヌキ"と呼んでいて、
これは、日本の上古代と呼ばれる時代に使われていた言葉でした
(今でも四国の方では、地名等でもその名残りは見られ、アワおとこ、サヌキおんなという言葉すらもいまだに残っているそうです)
そして、アワとサヌキには、それぞれにエネルギーの質の違いがあり、見られる特徴もまったく違うのでした
アワは内側を向いていて、今を大切にする質があるため、
例えば、自分を責めてクヨクヨしてしまったり、
日々の生活の豊かさにこそ幸せを感じたりするのですが、
サヌキは外側を向いていて、未来を形づくることを大切にする質があるため、
例えば、他人を責めて虐げてしまったり、
ヴィジョンや目標を達成することにこそ生きがいを感じたりします
そして、このアワとサヌキは、
男性であっても、女性であっても、
どちらも私たちの中に存在していて、
そのアワとサヌキのバランスが、
自分が心地良いと感じたり、
本来の自分でいられる位置を把握し、
現状と理想の状態がどのくらいズレているのかを認識したり
どちらのエネルギーも、必要に応じて、
柔軟に、そして豊かに活用にできるようになることを目的とされたワークをしました
私たちは、自分たちの間で頻繁に起こる経験に、
その日に学んだアワとサヌキの違いや、地雷ポイントなどを重ねて
思わず顔を見合わせて、大笑いしてしまいました
とんだカラクリであったことが、
手にとるように紐解かれていきました
面白いことに、ある出来事のときには、
私が低次状態のアワになっていて、
相手が低次状態のサヌキになっていたりとか、
(LDMのアワとサヌキには、低次状態と高次状態という尺度も存在しています。
低次状態は、前述の例であげた通り、自己卑下や他者批判などに陥った状態ですが、
高次状態では、アワは、そのままのすべてを包み込む、愛と慈しみの状態となり、サヌキは、人をより良い方向へ導くリーダーシップを発揮します。)
またはその逆もあったり、
ちゃんとお互いを通して、アワとサヌキのバランスをぴったり補い合っていたので 、(時には奪い合うこともあったかもしれません)
パートナーとの関係性は、自分の中のバランスが乱れたり、奪いあったりしたときに、ぶつかったり、理解し合えなくなるのだと思いました
そして、自分がアワでいなければならないとか
サヌキを担わなければならないとか
どちらが正しいでも、どちらで存在すべきでもなく、
本来の自分が、心地良いと感じるところを知るというところが、何を差し置いても、大切なポイントであることを知りました
ワークの中で、アワ・サヌキのエネルギーを体感し、スケールで本来の自分の心地良いところをはかると、
私の場合、真ん中からややアワに寄ったところにあたりました
それが今後、"自分らしさ"というものの、
ひとつの羅針盤となり、
さらにだんだんと、生きやすさというものを感じられるきっかけとなっていったのです
続く